世の中大変なんですね・・・

ただいま仕事先で取引先の洗い直し真っ最中。
会社って一回でも何らかの取引があると、その後何の取引も無くても情報だけは残っているんです。
だけど、本当に一回しか取引が無かったりすると10年以上前の情報のまま登録が続いていたりするので、ここで一旦情報を確認してみようと言うことになったのですよ。
これが、とてもとても面倒だ・・・。

連絡先電話番号がもうとっくに使えないなんてことはざらで、ネットでとにかく検索しまくったらでてきたのが破産通告書のPDFなんてことになるとそりゃもう、肩の力も抜けるってもんです。
合併なんていうともっと面倒でここ10年くらいのことになると大手のグループ会社は3年と待たず、合併合併の繰り返しをしているところが多くて、登録してある名前から今現在の名前になるまでに3つくらい名前が変わっている会社もあります。
かと思えば、やはり大手の会社が(共倒れを防ぐためか?←コラ)4つくらいの会社に分裂して、その後そのうちの二つが再度合併(運命共同体になったのか?←オイ)とか・・・
下手すると「2005年8月に合併して「・・・」という会社名になります」なんてところもあったりするものだから、なんとかその会社の情報を見つけても、その情報が2005年7月現在のものであるかを証明出来ない事にはもう一度探しなおしなんていう事態で、哀しくなるやら切なくなるやら・・・
ちなみに、会社名で不明の中にうちの親父さんが勤めている会社もあって(ギャー!)親の勤め先が不審なものになってしまったり・・・
こんなところで家庭崩壊の危機になってみたりもしてみたり・・・


ただねえ、これをとにかく繰り返し見ていると、ここ10年くらいで倒産・破産した会社の多いこと多いこと・・・。
吸収・合併なんて言ったらかなりの割合です(ほとんどの大手企業が何らかの形で再編は行っているみたいですのう)。
5000社ほどを洗いなおしているのですが、リストどおりの情報の会社なんて、今の時点で20%にも満たない。
その20%も、たまたま会社が取引を続けていたら変更があった時に随時連絡を貰って訂正できたので、今手元にある資料が相違ないというだけなんだろうな、と思う。
バブルが崩壊したと言われた後、こうやって見ていると影響を受けなかった企業なんてほとんど無いんだろうな、何てことがこんな会社の資料一つで見えてしまうのがちょっと切ない。
日本ってお金持ちとか色々言ってるけど、結構大変だったんだね〜
と、今更ながらこんな資料一つでしみじみ思ってしまったここ一週間でした。


ちなみに、5000社の洗いなおしなんて一週間で終わるはずもなく、来週も資料と睨めっこです。
これがねえ、字が細かくて大変なのよ〜(笑)
一日が終わる頃には老眼鏡がほしくなります。こんな歳で・・・