今日も街へ

naoben2005-08-04

昨日の約束どおり、今日はまずお買い物デーです!
観光ではないと言うことでちょっと寝坊気味な時間までゆっくり寝てから、豪華な朝食を優雅に食し街へお出かけ!
本当は午前中だけの予定だったんですが、さすがに女二人のバーゲンめぐりがそんな早く終わるはずが無く気がつけば午後に回ってしまいました・・・


さてさて、お洋服のご報告はまたいつか!
今日はお洋服以外に回ったお店と観光地のご報告。
まずはmoser(本店!)
現地で買ってもグラス一つが日本円にして5千円はする超高価なボヘミアグラスの専門店です。
そこらに溢れている観光客向けのお土産屋さんのグラスとは格が違うってモンです!
入口はとても小さく、直接の売り場は大理石の螺旋階段の上。
そこにお店があることを知らなかったら、どこかの高級なお店の事務所があるのかな?と思わせる(ウィンドウショッピング程度の気持ちではまず入ろうとは思わない)造りは、紹介も無い一見様はお断りですと無言で訴えてきます・・・
ふはあ・・・
とまあ、そんなところにこんな私が何故行ったのかって、用があったのは私の相方でございます。
日本ではさすがに買えないけれど、現地だったら買えなくは無いと、一つシリーズを定めて、プラハに行くたびに一つづつ色違いでグラスを集めているんだって。
良い趣味だ〜(尊敬)
残念ながら前回までMちゃんがそろえていたシリーズは廃盤になってしまってもう店頭にはないということだったので、また新しい物を集めることになってしまったのだけれど、彼女を見ていて、私も大人の女性(?)として、意識的に良い物に少しずつ触れていくようにしてみようかな、と思ってしまいました。
ちなみにモーゼルは素晴らしくお上品〜なお店でした。
そういう場所を直接見ることが出来ただけでも大人度がupした気がします(←って言っている辺り超庶民)


さて、その足で(大荷物抱えて)次に目指したのはミュシャ美術館!
あの美しいミュシャの原画を堪能するのです。
感想は月並みですが、ただもう美しいとしか言いようが・・・
一つ一つを見て行くとあの繊細な絵に反して、主線が驚くほど大胆に描かれているのにはとても驚かされましたし、また、かれのスケッチブックにあったと言う様々な小物や、何らかのデザインの一部のスケッチはそれこそ大変細やかで線が美しく、大きな絵画を見ているよりも魅せられてしまいます。
油絵はミュシャだと教えられなければ分からないほど、あのポスター絵とは全く違うタッチでしたが(当たり前っちゃー当たり前です)やはり絵の中に吸いつけられる一点が必ず存在し、その絵の前をただ何気なく通り過ぎるのは難しかった。
ミュシャはいくつもポスターブックとか画集を見てきていますが、やはりオリジナルの物は与える印象も段違いだし、印刷した物からは読み取れない微かな陰影もはっきりと見れて素晴らしいです!
そしてこれをまた、チェコの街の中で見ることが出来たのも嬉しい。
プラハの旧市街やお城を眺めていると、あのミュシャの独特の色彩感の基礎がここで養われていったのだと納得できる気がします。
プラハの中でも凄く印象的な体験の一つでした。
あ、でもミュシャ美術館自体はそれ程大きくない閑散とした感じです(笑)


この辺りで一旦ホテルに戻ります!
荷物も多いし、ミュシャ美術館でお馬鹿にも画集を買ってしまいましたし(オイ)
時間はそろそろおやつの時間。
昨日はあまりに頑張りすぎてエネルギーも切れてしまいましたが、今日はそんな馬鹿な繰り返しはしません!!
ホテルに戻りがてら、ホットドックを頬張ることに。
ホットドックスタンドはプラハの目抜き通りに何軒もあります。10歩歩けばホットドック
犬も歩けば棒にあたるってやつですね!(大違い)
これがまたでかいですわ!
200円程度(かな?ちょっと金額曖昧)で私達の認識するホットドックの倍はあるものが出てきます!しかもソーセージは粗引き風味でジューシー!!
軽く一食分はあるので、これを食べてしまうとかなり遅い時間までお腹が持ってしまいます。
ちなみに写真は良く飲んでいたお水と市場で買ったラズベリー
ちょっと小腹がすいたらこれをつまんでビタミン補給してました☆
しかしここでちょっとご忠告。
お水もホットドックもお店が違うと値段が微妙に変わります!(と言っても大体5円〜10円程度ですが)
何かを買う時には何件か値段を見たほうがちょっとお得かも。
隣同士のお店でも同じ商品が平気で値段が変わります。
一番凄かったのはお水!
一番安いところは6Kc(約30円程)一番高いところは30Kc(約150円程)
私達は30Kcで最初買ってて(だって日本と変わらないしそんなもんだと思ったんです〜)後に6Kcを見つけてショックを受けました・・・
ちなみにその値段差の二軒、徒歩3分ほどの距離の店同士です。どうなってるんだ?販売価格規制。


さて、ホテルに帰って荷物を置いて、朝買ったお洋服にさっそくお召し変え♪
気持ちも新たにマラー・ストラナに向かいます。
プラハに行くと(特に旧市街からは)どこからも見えるちょっと小高い丘。
プラハ内ではプラハ城とこの丘が唯一(?)小高い位置にあり、プラハ市を見下ろすことが出来る場所です。
丘に上がるのには自力でも可能ですが、ケーブルカーに乗っていくことも出来ます!
そこまで行くのに、それではトラムに乗っていこう!と張り切ったのはいいものの・・・
トラム乗り場を求めている間に気がついたらケーブルカー乗り場についてしまいました・・・
プラハ、小さすぎるよ(というか、私達が歩きすぎなのか?)
まあ、ついてしまった物は仕方ないのでそのままケーブルカーへ。
飢えの壁を眺めながら丘に上がります。
マラー・ストラナに在るのはぺトシーン公園(展望台・天文台・鏡の迷路等)とストラホフ修道院
実はこのストラホフ修道院の「神学の間」と「哲学の間」が目的地だったのですが、なんと公開時間は午後5時まで!
私達がケーブルカーで上にたどり着いたのは午後4時過ぎ。
しかもそこから修道院まで更に距離が・・・!!
これではゆっくり見学は出来ないと(日本と違い、こちらは午後5時までといったら例え見学途中でも確実に5時にお客を全員追い出します!)修道院は諦め、展望台と鏡の迷路に行くことに。
展望台は凄いです!高いです!登ったらそれはもうプラハ(そしてチェコの大地)が眼下に地平線まで広がります!!
地球は丸いってはっきり分かる眺めの良さ!!!!!
足で登ります
膝はがくがくになりますが、その苦労が120%報われる眺めです。
階段の上り下りが命にかかわらない限りは超お勧め♪
その後鏡の迷宮でうろうろ楽しみ(不思議な写真が一杯取れました☆)今夜はBlack Light Theaterに行って「CATS in PRAHA」を楽しみます。

CATS in PRAHA
小さなネコの顔のパペットに白い手袋をはめた手をあてた(親指と小指が腕、人差し指と中指が足、薬指が尻尾になります)ブラックライトに浮かび上がる猫達のショーを楽しむ舞台。
ストーリーの大まかな流れは人間の浮浪者が白猫の魔法にかかってモテモテ(笑)のネコに変身してしまい、ネコの世界で楽しむのですが、目が覚めたらやっぱり人間。
さて、あれは現実にあったこと?みたいなものですが、その大まかな流れはそれこそアンドリューロイドウェバーのCATSの流と同じような物で、話の流れの主体はプラハに暮らす猫達の一年の遊びなどをパペットで面白く見せてくれている物です。
いわゆるプラハで有名な操り人形というものではありませんでしたが、ブラックライトというものを効果的に利用した、また、パペット文化の人たちならではの(私には)新鮮な演出方法や表現が兎に角面白かった!
これがプラハで始めてみたパペット劇です。


終われば時間はもう夜9時過ぎ。
さすがのプラハもそろそろ暗くなります。
今日はホテルに帰って、ホテルのレストランで夕食を頂くことにしました。
だってー五つ星★ホテルのレストランだもん。ちょっと食べてみたいじゃん(笑)
とまあ、なけなしのおしゃれをして地下に降りました。
室内はほのかに薄暗く、他にも数組泊り客が夜のお酒を楽しんでいたり、私達同様遅い夕食を楽しんでいたりしてましたが、他のテーブルの様子がはっきりとは分からないこの薄暗さが、他のお客さんの存在をあまり意識させないでくれていい感じです。
でまあ、お食事ですが・・・
昨日のレストラン超美味しかったしね、凄く期待もしてたんですが・・・
塩の塊だよ
終了。
いやもう、塩加減間違えるにも程があると言うか・・・一口食べただけで死にそうになる感じと言うか・・・多少まずくても食べきれる自信はあるくらいにはお腹すいていたんですが、この塩は・・・生命の危険を感じさせる塩加減で・・・残しました。
私よりもMちゃんのほうが酷くて
「コーヒーです」
と出された物が醤油だったという衝撃に近いと言えば分かってもらえるでしょうか。
しかも、醤油だと気づかず、一口思いっきりがぶ飲みしてしまった衝撃。
朝食は美味しいのに・・・一日がちょっとブルーに終わってしまったですよ。